2022年5月25日 【東北大】ウェアラブルデバイスによる1年間の生活習慣データを取得する共同研究を開始 客観的トラッキングデータとコホートデータの組み合わせが未来型医療を牽引する

□ポイント■

○ウェアラブルデバイスを2000人に装着してもらい、睡眠状態・心拍・活動量などの生活習慣に関するデータを長期間にわたって取得することを計画

○取得したデータは、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査ですでに取得しているデータと合わせて関連解析を行う

○ウェアラブルデバイスに基づく個別化ヘルスケア時代に向けたモデルケースとなり、国内外での同様のプラットフォームのさらなる構築や利活用を牽引することが期待 

 

東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)、第一三共㈱、武田薬品工業㈱(本社:大阪市中央区)と㈱MICIN(マイシン、本社:東京都千代田区)は、今年3月30日に共同研究を開始し、ウェアラブルデバイスの実装に向けた研究参加者募集を今秋に開始する。

この研究では睡眠状態・心拍・活動量など自己申告では正確に把握しづらい日々の生活習慣情報を客観的、定量的かつ長期に取得し、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査で既に取得している詳細調査データ、臨床データ、MRI画像データやゲノム情報などと合わせて関連解析を行う。

客観的な評価としての睡眠状態や身体活動に関する情報と、コホート調査データを組み合わせた研究を進展させることで、生活習慣や環境要因を軸とした医学研究が飛躍的に向上し、精密医療や個別化ヘルスケアの実現を目指した創薬など革新的医学研究への応用の加速が期待される。


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