東北大学とアステラス製薬㈱(本社:東京都)は、革新的な医療ソリューションの共創を通じて患者の価値を継続的に創造するため、包括的産学連携の第2期契約をこの夏締結した。
両者は、第1期(2018年8月~2021年7月)で、オープンイノベーションのハブ機能となる「TACT(Tohoku University and Astellas Collaboration Committee)オフィス」を設置し、組織対組織の大型産学連携を推進するために必要な機能的ネットワークを構築。主として医学・薬学・医工学系分野での共同研究を実施してきた。
この契約に基づく第2期では、構築したネットワーク基盤をもとに、アステラス製薬の創薬ケイパビリティと、東北大の医療系と理工系分野の強みを有機的に繋げる学際的共同研究を推進し、革新的な医療ソリューションの創出を目指す。
東北大は、アステラス製薬の創薬ケイパビリティを取り入れ、革新的な研究成果をいち早く社会に還元し、特にヘルスケア分野での諸問題の解決に貢献することを期待している。アステラス製薬は、東北大との連携により、医学・薬学・医工学系分野に加え、歯学・理学・工学など幅広い分野での最先端の知的財産・技術に早期にアクセスすることで、新しい医療ソリューションの創出を目指している。
両者は、この契約に基づき、研究成果を患者の価値として社会実装していくための産学共創活動を推進する方針だ。