2022年9月26日 【東北大】「ギャラリーひすとりあ」をオープン 歴史や研究業績を展示

東北大学では、『東北大学ギャラリーひすとりあ』を片平まなびの館(片平キャンパス本部棟7)にオープンする。創立115周年・総合大学100周年というメモリアルイヤーを迎え、10月1日㈯に記念式典・記念祭に併せて開所するもの。

同ギャラリーは、同大学術資源公開研究センター及び埋蔵文化財調査室と連携し、同大の歩んできた歴史やさまざまな研究業績などを展示する。一般公開を行う予定で、火曜日と木曜日の正午から午後4時に開室しており、自由に見学することができる。

【展示内容】

○展示室1「足元に眠る歴史」 東北大学キャンパスの地中には、先史時代まで遡る遥かなる軌跡が眠っている。キャンパスの発掘調査で明らかとなった歴史を紹介する。

○展示室2「モノが語る東北大学」 歴史を刻むなかで作られたさまざまな遺物や眠っていた文化財など片平地区と川内地区に残されたモノから大学の歴史を紹介する。

○展示室3「東北大学の登録有形文化財」 東北大は登録有形文化財の建造物やその記録となる図面資料について全国有数の規模を誇っている。東北大の知の足跡、学都仙台を象徴する建物や景観の魅力を紹介する。

○展示室4「旧理学部生物学教室と植物園」 東北大ギャラリーの建物は、元々、大正時代に創設された旧理学部生物学教室の建物。ここでは黎明期の生物学教室とそこに多大な影響を与えたハンス・モーリッシュ、そして東北大学植物園を紹介する。

○展示室5「西澤潤一と東北大学」第17代総長を務めた西澤潤一博士は生まれたときから東北大と関係があり、その生涯のほとんどを東北大とともに過ごした。ここでは西澤博士の生涯を紹介している。

○展示室6「金研のあゆみ」金属材料研究所(金研)の設立からの歴史や発明品のほか、文化勲章を受章した初代所長の本多光太郎博士、村上武次郎第3代所長、増本量第6代所長の業績を紹介する。

○多目的室1「(特別展示)女子学生の誕生」 1913年(大正2年⦆8月、3人の女性が東北帝国大学への入学が許可され、日本で初めての女性「大学生」が誕生した。時代を切り拓いた3人の女子大学生の入学、学生生活、卒業後の活動及びその後に与えた影響を紹介する。


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