東京都市大学は東急バス㈱との間で、11月10日㈭から12月11日㈰まで、東急バス虹が丘営業所(川崎市麻生区)で、同大都市生活学部ユニバーサルデザイン研究室(担当教員:西山敏樹)の運営による実証実験を実施する。
両者は、東急グループに属するバス事業者、大学として、各々の事業や知見を活かし、地域の活性化に向けた産学連携による取り組みを行っている。
今回の実証実験は、地域交通の拠点である路線バスの営業所にある「空きスペース」を地域の活性化に向けた住民交流のスペースとして開放し、この運営を大学生が担うことにより、若年から老年までの多世代が集う賑わいを演出するもの。この取組により、バス営業所の空きスペースの新たな活用法を確立するとともに、地域活性化を通じて移動需要を喚起し、バス事業者の経営の一助とする。
当日は、趣味交流をテーマとした各種体験会をはじめ、同大都市生活学部の教員と学生による学びをテーマにした講義などを実施する。さらに終了後には、参加者による各種体験会の評価調査を実施し、得られたデータは交通経営、マーケティングの観点から、同ユニバーサルデザイン研究室が分析する予定。