東京薬科大学では、大妻多摩中学高校との間で、高大接続教育により多摩地域から医療、環境、工学分野での優秀な女性人材を輩出することを目的に、高大連携協定を1月20日に締結した。
今回の協定は、大妻多摩中学高校の教育プログラムのなかの理数教育プログラムの面で、同大が薬学・生命科学という学問分野で積極的に支援。医療・環境・工学に携わる優秀な女性人材をこの多摩地域から社会に送り出し、若者が将来の夢を実現させるためのより強固な協力体制を構築することを目的とするもの。
具体的には、①大学で実施される講義、実習や各種講座への中高生への参加、②中学高校での出張講義や進学相談の実施、③中高生への学術論文制作の指導、④教職課程を持つ大学生の中学高校での教育実習支援―などを実施する計画。
東京薬大の平塚明学長は協定締結に際して、「薬学・生命に興味がある中高生に、連携プログラムを通して本学の幅広い分野の学問領域に触れる機会をもってもらうことで、〝科学〟に興味をもってもらいたい」と期待を寄せる。その上で、女性の社会進出と多摩地域から優秀な人材の輩出に向けた積極的な取組を実施すべく、協力体制を構築したい」と意気込みを示している。