東京・八王子の東京薬科大学は、八王子市内の高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種で、災害対策医薬品供給車両(モバイルファーマシー)を出動した。
東京薬科大では、一昨年10月に八王子製薬師会・八王子市との間で、モバイルファーマシーの運用などに関する連携協定を締結した。
今回、八王子市内で5月9日に開始した65歳以上の高齢者に対する新型コロナワクチン接種について、八王子市、八王子市医師会、八王子薬剤師会等との協議の結果、接種会場となる市内の小中学校に、実務家教員(薬剤師)を派遣するとともに、同大モバイルファーマシーを出動した。
これまで5月9日、16日、23日、30日に出動。八王子薬剤師会から派遣された薬剤師が、解凍や希釈、分注といったワクチン調整を実施する際に、作業の効率や環境を考慮し、簡易クリーンブースを備えたモバイルファーマシー内で作業に携わっている。
今後は6月6日と13日に教員派遣とモバイルファーマシーの出動をそれぞれ行う予定。