科学技術振興機構(JST)が今年7月に公募した「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に、東京薬科大学が提案する未来医療創造人育成プロジェクト『BUTTOBE(ぶっと べ)』が採択された。
JSTの次世代研究者挑戦的研究プログラムは、博士後期課程の学生が研究に専念できる環境を整備し、卓越した博士人材の育成や輩出を目指す事業。全国40大学の新規プロジェクトが採択され、私立大学からは9大学が採択された。薬科大学では唯一の採択となる
東京薬科大が提案した『BUTTOBE(ぶっとべ)』プロジェクトは、育成ビジョンとして「既存の常識や枠組みにとらわれず、声高く理念を掲げ、能力と技術と人脈をもって、あらゆる境界を越えて理念を形にしていく人材」を掲げ、必要なコンピテンシーを定めて、日本の未来の医療を担う博士人材を育成する。
プロジェクトは2021~2026年を実施期間とし、学内選考を経て採択された大学院博士課程(薬学部博士課程、生命科学研究科博士後期課程)の学生に対し、コンピテンシー育成に向けた教育プログラムの提供に加え、生活費相当額として月18万円、研究費として20万円以上を支給する。