東京薬科大学(東京都八王子市堀之内)は、「臨床薬学教育・研究の強化」と「チーム医療実践教育の構築」を目指し、新宿区西新宿の東京医科大学病院施設内に『西新宿臨床教育・研究センター』を開設した。
東京薬科大と東京医科大は1992年に姉妹校協定を締結し、長年にわたり医療分野に係る教育・研究で連携を深めてきた。今後は、同センターを拠点として東京医大病院の薬剤部、看護部、診療科と領域横断的な専門職連携教育、さらに臨床薬学を基盤とする研究活動をより一層推進することとしている。
特に、医療データサイエンス(DS)、AI、シミュレーション(Sim)教育、バーチャル・リアリティー(VR)教材の開発など、最先端の技術を積極的に取り入れ、次世代型の臨床薬学教育・研究の発展を目指す。
具体的には、①薬剤部、看護部、診療科と連携した教育・研究活動、②医療DS教育Sim教育・VR教材の開発、③医・薬・看護の多職種連携教育、④薬学部生の早期臨床体験実習と病院実務実習‐を推進。さらに、⑤専門職連携教育としての医・薬合同臨床実習、⑥診療科との共同研究・卒論研究、⑦実務家教員によるアドバンス病院実務実習、◎8薬剤部・病棟における実務家教員の臨地研修‐などに連携して取り組むこととしている。