日本科学未来館は4月20日㈬、球体ディスプレイ『ジオ・コスモス』を再公開する。昨年10月からメンテンナンスのため公開を一時休止していたもので、LEDパネルへの交換と最新の映像システムへの変更により高輝度化や広色域化を実現。未来館では「より明るく鮮やかな映像表現が可能になった未来館のシンボル展示をお楽しみください」と多くの来場を呼び掛けている。
今回のメンテナンスでは、直径6㍍の『ジオ・コスモス』をおよそ11年ぶりに約12㍍の高さから地上に降ろし、1万362枚の有機ELパネルからLEDパネルへの交換と配線作業をすべて手作業で行った。
HDR(ハイダイナミックレンジ)対応により表現できる明るさの範囲が広がった。また、広色域化でさらに豊かな色彩表現を実現。1秒間の動画を何枚の画像で構成するかを示すフレームレートは従来の2倍となり、より滑らかな映像表現ができるようになった。
こうした性能の向上により、リアルな地球の全球映像を、開館時間中いつでも見ることができ、さらに、新しいパネルの性能を実感できる映像も上映する。