2022年8月19日 【未来館】最先端研究の知見をもとに心身の状態を科学的に見える化 10月から人生100年時代の「加齢」をとらえ直す新企画

日本科学未来館は、未来にむけて「いま」届けたい先端トピックを見せるシリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」の第2弾として、人生100年時代を迎えようとしている現在、自らの心身の状態を知り、加齢に伴う変化をとらえ直す企画『〝わたし〟をアップデート』を、10月8日㈯から開催する。

歩行力やおなかの脂肪の測定、その他各種測定により体験者の現在の心身の状態を科学的に見える化するなど、生命科学の最先端研究の知見をもとに、来館者に自分自身の体について考えるきっかけを提供する。

平均寿命が延び「シニア」や「高齢者」のイメージが変わっていくなかで、私たちは自らのライフプランだけでなく「加齢」や「健やかさ」の概念そのものを見つめ直すときにきている。来館者一人ひとりが自分の体に目を向け、心身の状態や変化を知って年齢を重ねることに向き合うことで、新しいステージを拓く生き方が可能になるとの視点がある。

この企画で、最新の技術を用いた計測のイベントでは、手軽に体の状態を知る技術や歩行年齢の算出などを体験できる。さらに最新研究に基づく心身の加齢と健やかさの関係を体感してもらう展示や、加齢や健やかさをテーマにしたトークイベント、人間、地球、微生物などさまざまな視点から健やかさについて考える展示ツアーなども行い、自分自身の「いま」を知ったうえで、未来を思い描き、明日の〝わたし〟をアップデートする機会を提供する。

日本科学未来館では、昨年4月に発表した「Miraikan ビジョン2030」を踏まえて、未来を考える〝入り口〟として、「Life(ライフ)」「Society(ソサイエティ)」「Earth(アース)」「Frontier(フロンティア)」の四つのテーマを設定した。

「Mirai can Now」は、それぞれのテーマで私たちの生活や人生にも深くかかわる「いま」届けたい先端トピックについて触れて、感じて、体験してもらうシリーズ企画で、今回は、「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」につづく、「Life」をテーマにした第2弾となる。


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