日本科学未来館は、研究開発の〝いま〟を見せるシリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」の第3弾「宇宙に夢中、発信中!~体感する宇宙遊泳と月面探査」を2月22日㈬から開催する。会期は3月31日まで。
この企画を通じて、宇宙に夢中になった人々が生み出した成果やアイデアを発信する。仮想空間での宇宙遊泳や、月面探査車の操縦を体験しながら、これからの宇宙開発に思いをめぐらせる機会を提供する。
民間人が宇宙に行ったり、月面や火星の探査計画が具体的に動き出したり、宇宙開発は新しい時代を迎えようとしている。こうしたなか、誰もが気軽に宇宙に行けるようになるかもしれない未来をいちはやく体験できるイベントを開催する。
イベントでは、最新のVR(仮想現実)技術を使って、仮想空間で国際宇宙ステーション(ISS)周辺の船外活動に挑戦する体験や、月探査のために開発された超小型月面探査車「YAOKI(ヤオキ)」を、会場に特設する砂地のコースで操縦する体験が楽しめる。
リアリティのある体験のあとは、関連イベントとして、館内にある宇宙関連展示を巡るスタンプラリーにも参加できる。宇宙での困りごとを解消するアイデアから生まれた新しい生活用品の紹介や、〝宇宙のお仕事〟に携わる人たちを取材したインタビュー映像を公開するコーナーをめぐる。
〝宇宙旅行〟や〝月での生活〟など、かつて夢だった出来事が次々と現実になりつつあるいま、疑似的な体験を通して、宇宙を身近に感じるとともに、これからどんな夢をかなえたいか、宇宙開発の未来について一緒に探る。
未来館では、未来を考える〝入り口〟として、①Life(ライフ)、②Society(ソサイエティ)、③Earth(アース)、④Frontier(フロンティア)‐の四つのテーマを設定した。「Mirai can Now」は、未来にむけた研究開発や、実現に取り組む人々の〝いま〟に触れ、体験するシリーズ企画。今回は第3弾として「Frontier」をテーマとしている。