早稲田大学はJX金属㈱(所在地:東京都港区)との間で、「カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミー、とりわけサステナブルカッパー(銅)・ビジョンに資する寄付チェア制度設置の契約」を1月25日締結した。産学連携に基づくカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー社会実現に向けた研究教育機能の強化と社会実装を目的とするもので、「寄付チェア」を創設するもの。寄付チェア制度は、寄付金を原資に基金を設置し、基金の果実をもって「専任」教員を新たに雇用。定年までの〝永続〟雇用が可能となる国内大学では初の試みとなる。また、この取組は早稲田大が国際卓越研究大学につながる革新的な取組の一つと注目されている。
この契約の枠組みのもと、「寄付チェア教員」を配置し、早稲田大学が保有するカーボンニュートラル研究分野の知見とJX金属が培ってきた“サステナブルな銅”の生産・供給に係る研究開発の知見と技術を融合させることで、両者のみならず、日本、さらには世界に貢献する技術開発成果の創出・研究力の向上、また中核人材の育成の強化を目指す。