早稲田大学が代表校として実施した「スマートエスイー:スマートシステム&サービス技術の産学連携イノベーティブ人材育成(以下、スマートエスイー)」が、文部科学省が支援する「成⾧分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)enPiT‐Pro」プログラム事業補助期間終了に伴う事後評価で、最高評価を獲得した。『優れた取組結果であり、事業目的は十分に達成されたとともに、想定以上の成果が得られと判断される』とする『S評価』を受けた。事業補助期間を通じて、中間評価、事後評価ともに、最高位『S評価』を受けたのは、採択事業機関の中でスマートエスイーのみ。早大と連携大学・組織がさまざまな教育機関の中から、社会人を対象としたイノベーション・DX人材育成拠点にふさわしいものとして認定されたといえる。
スマートエスイーは、早稲田大を中心として、大学・企業の第一線の教育者・研究者・実務家が、超スマート社会を国際的にリードするイノベーティブ&DX人材を育成するリカレントプログラム。
2018年から開講している①IoT・AI・ビックデータの各技術を深め、価値創造をリードする人材を育成する「IoT/AIコース」に加え、②DXの本質を理解し、新規ビジネスやDX推進を主導する人材を育成する「DXコース」を2022年度新たに開講し、延べ100人以上の修了生を輩出している。
早大と連携大学が蓄積した体系的な理論と企業の豊富なケーススタディを用いた実践的な演習で、ビジネスからセンサまでの全領域の体系的な学びを実現している。また、社会人の履修しやすさを重視し、全講義でオンライン受講と復習が可能なシステムを構築。実験のある演習では、オンラインと対面式が選択でき、首都圏以外の受講生も増加している。