2023年3月8日 【日本化学会】「福井謙一関連資料」など4件を化学遺産に新認定

公益社団法人日本化学会(菅裕明会長)は、3月1日付で化学遺産に、アジア初のノーベル化学賞に輝いた「福井謙一関連資料」など新たに4件を認定した。認定日は表彰楯授与日の3月23日となる。

□認定化学遺産第061号:アジア初のノーベル化学賞・福井謙一関係資料(所蔵:京都大学福井謙一記念研究センター、京都大学 大学文書館)

□認定化学遺産第062号:群馬大学理工学部染料コレクション(所蔵:群馬大学理工学部)

□認定化学遺産第063号:京都舎密局関連資料(所蔵:京都府(京都文化博物館)、国際日本文化研究センター)

□認定化学遺産第064号:日本の無機フッ素化学品製造関係資料(所蔵:森田化学工業㈱)

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日本化学会では、化学と化学技術に関する貴重な歴史資料の保存と利用促進を目的として、化学遺産委員会(委員長・宮村一夫東京理科大教授)を設置し、活動を行っている。化学遺産認定はこの活動の一環として実施しているもの。歴史資料の中でも特に貴重なものを認定することによって、文化遺産、産業遺産として次世代にお伝えするとともに、化学に関する学術と教育の向上、化学工業の発展に資することを目的としている。


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