児童生徒がパソコンやタブレット端末など一人一台の情報機器を活用できる「GIGAスクール」構想が始まった。文部科学省では、〝GIGAスクール元年〟となるこの4月から、全国の教育委員会や学校でのICT利活用の取組支援を充実するため、『GIGA StuDX(ギガ スタディーエックス)推進チーム』に、8名の教師を追加。指導面での支援活動を本格的に展開する。
〝GIGAスクール元年〟始まる
4月1日から〝GIGAスクール元年〟ともいうべき学校での一人一台端末環境下での新しい学びがスタートした。
文部科学省では、日々子供たちと向き合う教師や教育委員会等の学校設置者に対するサポートを充実するため、昨年末に省内に設置した『ギガ スタディーエックス推進チーム』の体制を抜本的に強化。教育委員会や学校現場からの教師8名を新たに迎え入れ、専属で指導面での支援にあたる。
推進チームのメンバーがそれぞれ担当地域を持ち、当該地域でICT教育を中核的に担う教委担当者らとオンラインも活用しながらつながり、人的ネットワークを構築する。さらに、教育活動で参考となる事例の発信に加え、現場と密にコミュニケーションを取りながら、悩み・課題や実情などもくみ取り、同省の施策に活かす。