2021年4月8日 【文科行政】教育再生実行会議、5月の提言取りまとめへ活発な議論

 

政府の教育再生実行会議初等中等教育ワーキング・グループが4月8日に開催された。WGには萩生田文部科学大臣が出席し、「ポストコロナ期の新たな学びの在り方について(第12次提言)案」の取りまとめに向けて活発な議論が展開された。

文部科学省によると、提言案は、〝新型コロナウイルス感染症が収まった後も、世の中の価値観や生活様式が変わるなか、教育の在り方をどう変えていくべきか〟〝今後同じようなことが起こった時に学校活動を止めないためには学校教育はどうあるべきか〟という課題に対する施策の方向性を打ち出したものになるという。

具体的には、〇一人ひとりの多様な幸せや社会全体の幸せとも言うべきウェルビーイング(Well-being)の実現、主体的に学習に取り組んでいく教育への転換、○教育におけるデジタル化の推進とデータ駆動型への転換が必要―という認識のもと議論を整理する。

萩生田大臣は、「今年度GIGAスクールが本格的に始まり、まさに新しい時代のスタート。教育が変わる大切な一年であるので、委員の皆様方には引き続きご指導ご支援をお願いしたい」と挨拶した。

 

また、翌日開催された高等教育ワーキング・グループでも提言案に関して議論。初等中伊東教育WGと同様に、ウェルビーイングの実現や、教育デジタル化の推進とデータ駆動型への転換が必要であるとの認識のもとに、活発に意見が交わされた。

今後、合同ワーキング・グループで社会全体で検討が必要な事項について議論を行い、5月中に教育再生実行会議を開催して提言を取りまとめる予定。


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