2021年4月14日 【文科行政】小中学校教員免許法改正でパブコメ 「介護体験実施しないのは不利益」

 

文部科学省では、「小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令案等」に関する意見公募(パブリックコメント)を3月1日から31日までの期間募集した。電子メール・郵便・ファックス等を通じて、広く国民の皆様から御意見の募集を行ったところ、合計6件の意見が寄せられた。同改正法案に関して、前向きな意見が聞かれるとともに、介護体験を実施しないことに対する懸念も声も聞かれた。同省では、寄せられた意見を今後の施策に反映させることとしている。

「コロナ禍の特例措置、3年度も設けるべき」

「新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みれば、省令案等を可能な限り早期に公布・施行すべき」との意見が寄せられる一方で、「新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みれば、令和2年度に限り特例的に行われた介護等体験代替措置を、令和3年度も設けるべきではないか」といった声が寄せられた。

また、「介護等体験の代替措置により、介護等体験を実施しないことは、学生の学びにとっては不利益となる側面もあるのではないか」と、ネガティブな意見が聞かれたが、文部科学省では、代替措置は、新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず介護等体験を行えなかった学生等を対象に行うもので、学生等の希望により介護等体験を行うことも可能とした。


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