児童生徒が一人一台タブレットやパソコンなど情報端末を使い授業などを行うGIGAスクール構想が今春始まったことを踏まえて文部科学省は、児童生徒の〝目の健康〟に関する検討を開始した。有識者懇談会の初会合を19日午後に開催。児童生徒の近視の実態調査を行い、調査結果をもとに必要な施策を講じることとしている。
同省ではICTの活用にあたって、児童生徒の目の健康などに関する配慮事項を示している。①利用時の目と画面の距離や定期的な休憩、明るさの調整を求めるとともに、②児童生徒が目が乾かないように意識的にまばたきをするなど、目の健康に留意することをリテラシーとして習得するよう提唱している。
また、③教師に対して睡眠時間の変化や、眼精疲労、ドライアイや視力低下の有無・程度などに関するアンケート調査を行うことも促している。