国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が実施するユネスコ創造都市ネットワーク(UNESCO Creative Cities Network)への新規加盟申請のため、日本ユネスコ国内委員会は、わが国からユネスコへ推薦する申請案件の公募を開始する。
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が実施するユネスコ創造都市ネットワーク
2021年公募では、1ヵ国からユネスコへ申請できる案件数の上限が異なる分野の2件に設定されたことを受けて、我が国からユネスコへ推薦する案件を選定するもの。
ユネスコ創造都市ネットは、ユネスコの事業として2004年に創設。創造性(creativity)を核とした都市間の国際的な連携によって、地域の創造産業の発展を図り、都市の持続可能な開発を目指す。各都市は同ネットワークを活用し、知識・経験の交流、人材育成、プログラム協力などを行う。また、加盟都市は4年ごとにモニタリングレポートを提出する。
世界の加盟都市は80ヵ国以上246都市で、①文学、②映画、③音楽、④クラフト&フォークアート、⑤デザイン、⑥メディアアート、⑦食文化―の7分野のいずれかに分類されている。
金沢市や名古屋市など9都市が加盟
わが国からは、映画(山形市)、音楽(浜松市)、クラフト&フォークアート(金沢市、丹波篠山市)、デザイン(神戸市、名古屋市、旭川市)、メディアアート(札幌市)、食文化(鶴岡市)の6分野9都市が加盟している。文学分野は未加盟。