文部科学省は全国の小中高校に設置している「防球ネット」の緊急点検を行うよう、各都道府県の教育委員会などに対して通知を行った。4月27日に宮城県白石市内の小学校で、校庭に設置されている防球ネットの木製支柱が倒れ、児童1名が死亡、1名が重傷を負う痛ましい事故が発生したことを受けて求めたもの。
事故の原因については、現在究明中だが、同様の事故の再発を防止するため、①各学校設置者は、学校に設置されている防球ネットについて安全性を緊急に点検し、必要に応じて使用禁止や修繕等の適切な措置を講じることを求めている。
また、②各学校では事故の発生防止に努めるとともに、教職員に対し事件・事故発生時での対応の周知徹底等を行い、引き続き学校の安全確保に万全を期すことも要請している。