厚生労働省の公表情報によると、児童生徒の令和4年の自殺者数は512人(暫定値)で、これまでの最多である令和2年の499人(確定値)を超えて過去最多を更新した。また、学生等の令和4年における自殺者数は440人(暫定値)で、令和3年の434人(確定値)から増加しており、ともに大変憂慮すべき状況にある。
これまでの自殺者数の推移によれば、年度の変わり目や学校の長期休業明けにおいて自殺者数は増加する傾向にある。
また、令和4年10月14日に閣議決定された新たな「自殺総合対策大綱」では、3月を「自殺対策強化月間」と定めていることから、文部科学省では、自殺予防に係る児童生徒や学生等への文部科学大臣メッセージを送付し、特段に配慮を要請した。