2021年6月16日 【文科省】留学予定者へのワクチン接種体制を構築 大臣名の証明書を発行

 

文部科学省は、留学希望の学生のうちワクチン接種が必須となっているケースがみられることから、該当する学生に対する接種体制を構築した。学生が所属大学に申請し、大学から文部科学省に連絡。同省が接種大学を紹介し、本人が会場となる大学に直接予約し、接種を受けるという流れとなる。接種を終えた学生に対しては、文部科学大臣名の証明書が特例として発行される。萩生田光一文部科学大臣は6月15日の閣議後会見で「(留学という)貴重なチャンスを失うことがないよう配慮した。意欲ある学生が安心して留学できるよう、今後も努めていきたい」と述べた。

貴重なチャンス失わないよう

文科省では、留学先でワクチン接種が必要とされている海外留学予定者に対して、大学拠点接種のなかで接種を受けられるよう支援する仕組みを構築。渡航が夏に迫っているなか、ワクチン接種を理由に留学を断念し、人生における貴重なチャンスを失うことがないようにとの配慮によるもの。

在学生だけでなく、卒業後に留学を予定している人のうち、学位取得目的で留学する場合は、文科省に申請し、文科省から接種協力大学等を紹介した上で、申請者が大学等会場に直接予約し、接種を受けることとなる。

また、大学間交流協定に基づく留学の場合は、はじめに学生から所属の大学に照会する。いずれの場合でも接種完了後には、留学先の大学に提示するよう、英語のワクチン接種記録保有証明を、文部科学大臣名で特別に発行する。

6月15日現在で協力可能な大学数は全国で24大学26会場と。今後も追加される可能性がある。申請に当たっての詳細な情報は文科省ホームページに掲載している。


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