濱口竜介監督作品の「ドライブ・マイ・カー」が、第94回米国アカデミー賞国際長編映画賞を受賞したことを受けて、文部科学省は末松信介文部科学大臣談話を3月28日公表した。栄えある受賞に対する敬意を表すとともに、より一層日本映画への注目や、日本文化への関心が高まることへの機関間を表明した。
同省では、日本映画振興のため、映画製作支援や若手映画作家の育成サポートといった事業を進めてきた。大臣談話は次のとおり。
カンヌ国際映画祭、米国ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞での受賞に続く歴史的快挙であり、受賞を心からお慶び申し上げますとともに、関係者の皆様のこれまでのご努力に深く敬意を表します。
映画は私たちの生活に身近な総合芸術のひとつであり、国際文化交流に大きく貢献するものです。今回の受賞をきっかけとして、より一層日本映画への注目が増すとともに、日本文化への関心が高まることを期待します。
文部科学省では、日本映画の振興のために映画製作や海外映画祭への出品等支援、若手映画作家等の育成などに取り組んできたところであり、「ドライブ・マイ・カー」の製作等に対してもサポートを行ってまいりました。
今後とも、これらの施策の充実を図り、魅力ある日本文化の創造と国内外への発信に努めてまいります。