文部科学省は、文部科学大臣メッセージ「夏休み後の学校がはじまって、不安や悩みがあるみなさんへ」を8月20日公表した。夏休みが終わり学校が始まることに対する不安や悩みがある小中高校生や大学生、さらに子供が学校に通っている保護者らに対するもの。「困ったことや嫌なことがあったら、誰でもいいので、話してみてください」としている。
特に大学生らに対しては、「長期休業期間中から休業明けにかけて、自身の将来のキャリアや学業の問題について、あるいは人間関係などについて、悩みをもったり、不安を感じたりすることがあるかもしれません」と学生に寄り添った。その上で、「そんな時には、家族、友人、学校の先輩や教職員等、身近な人にあなたの悩みを話してみてください。必ずあなたの味方になってくれる人がいます。絶対に、一人で悩みを抱え込まないようにしてください」と周囲の人々に相談するよう呼びかけた。
また、各地域には電話やSNSなどで相談できる窓口、また、各大学等にも相談窓口があることを紹介し、家族や友人らへの相談が難しい場合には、積極的に活用するよう語り掛けている。
さらに、周囲に元気がない友人らがみられた場合には、積極的に声をかけるよう要請。「あなたの声がけが、身近な人の悩みや不安を和らげることにつながるでしょう」としている。