文部科学省が実施した公立学校の令和4年度教職員団体加入状況調査によると、教職員団体全体の加入率が47年連続で低下し、加入率が29.2%と調査開始以来初めて3割を割り込んだことが明らかになった。
教職員団体全体の加入率は、昭和51年以降47年連続の低下。前年度の30.4%から1.2ポイントダウンし、29.2%。日本教職員組合(日教組)への加入率は、昭和52年以降46年連続の低下。加入率は前年の20.8%から、前年度比マイナス0.7ポイントの20.1%となった。
教職員団体全体の新採用教職員の加入率は、昨年度に比べ低下。加入率は、前年度の23.4%から前年度比マイナス0.5ポイントの22.9%だった。
日教組への新採用教職員の加入率も昨年度に比べ低下した。加入率は17.8%で、これは前年度の18.2%から昨年度比マイナス0.4ポイント。
この調査は、教職員が組織する職員団体への加入数や新規に採用された教職員の職員団体への加入状況を調査し、各都道府県における教職員の人事行政の円滑かつ適正な運営に資することを目的に、昭和33年(新規採用教職員は昭和35年)から毎年10月1日現在で実施している。調査対象は大学及び高専を除く公立学校に勤務する全ての常勤教職員(再任用教職員を含む)。