2023年3月14日 【文科省】幼小教育の協働で接続充実 中教審架け橋特別委が審議まとめ

中央教育審議会初等中等教育分科会の幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会は、「学びや生活の基盤をつくる幼児教育と小学校教育の接続について~幼保小の協働による架け橋期の教育の充実~」と題した審議のまとめを公表した。

幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、全ての子供に等しく機会を与えて育成していくことが必要だと強調。教育行政を所掌する文部科学省に対して、こども家庭庁をはじめとする関係省庁と連携を図りながら、全ての子供が格差なく質の高い学びへと接続できるよう幼児期及び架け橋期の教育の質を保障していくよう求めている。

その上で、①子供の発達の段階を見通した架け橋期の教育の充実、②ICTの活用による教育実践や子供の学びの見える化、③特別な配慮を必要とする子供と家庭のための幼保小の接続、④全ての子供のウェルビーイングを保障するカリキュラムの実現、地方自治体での推進体制の構築、⑤幼児期の教育の質保障のために必要な人材確保・定着等、幼保小接続期の教育に関する調査研究、⑥幼児期の教育に関する調査研究―などの方策推進を提唱。

 この中で、調査研究については、国研幼児教育研究センター、大学、地方自治体、幼児教育関係団体、民間研究機関等からなる国内外の研究ネットワークの構築や、日本独自の室評価指標の開発や園内研修等において活用しやすい質評価指標の開発推進などを要請している。


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