新型コロナウイルス感染症は、一時に比べて落ち着きを見せているものの、大型連休後に感染者数が増加に転じている。ワクチンの接種、特に若者のワクチン接種が感染爆発を抑え込むカギとなることから、文部科学省は大学等でのワクチン接種を進めているが、同省の調査によると、大学拠点接種の機会を提供しているのは、742大学にのぼっていることが明らかとなった。
調査は4月12日から19日に全国1181大学・短大・高専を対象に実施し、1167校から回答があった。調査結果によると、大学拠点接種(参加大学を含む)は402校、自治体との連携によるワクチン接種は265校、その他の方法による接種は154校という結果となった。さらに、これら3形態でのワクチン接種は行わないが、接種会場等の情報提供を行っているのは274校となった(重複回答あり)。