文部科学省は、6月21日に始まる予定の新型コロナウイルス感染症ワクチンの大学キャンパスでの接種について、東北大学など8大学で接種開始のめどが立っていることを明らかにした。
21日にワクチン接種されるのは、東北大をはじめ、広島大、徳島大、さらに東京国際大(埼玉)、慶應義塾、日本体育大(東京)、湘南工科大(神奈川)、近畿大(大阪)。
このうち東北大では、2万1000人の接種を予定。近隣大学への対象拡大を検討しており、宮城県・仙台市の大規模接種への協力する意向を示している。
広島大の総接種予定人数は1万6500人。東広島市内の小中学校教職員2000人への対象拡大や、同市内の企業従事者1万7000人の接種の協力も行う。
9500人の接種を見込んでいる徳島大では、近隣の鳴門教育大(1500名)からの接種を受け入れる。
さらに、東京国際大(総接種予定人数7000人)と日体大(3000人)は、余剰分のワクチンについて、留学生や地域住民らへの接種に回す方針。慶應義塾の総接種予定人数は5万人にのぼるが、全国の留学予定者を受け入れる方向で検討を進めている。