2021年6月18日 【文科省】大学でのワクチン接種、21日スタートは16大学

 

新型コロナウイルス感染症ワクチンの大学拠点接種について、6月18日までに文部科学省に対して、261大学から相談が来ており、そのうち174大学がすでに申請を行った。このうち現時点で21日から接種開始の目途が立っているのは16大学。このほか21日の週から接種開始に向けて調整している大学が数大学ある。萩生田光一文部科学大臣が118日の閣議後会見で明らかにした。

21日からワクチン接種を開始する大学の事例として、例えば徳島大学は近隣の鳴門教育大学の学生、教職員、留学予定者の接種を行う予定。神戸市看護大学は近隣の神戸市外国語大学の学生・教職員に対するワクチン接種を実施する。

厚労省、大学接種への支援を表明

大学・短大・高専等でのワクチン接種に対しては、厚生労働省から新たな支援策が発表された。この支援策では、外部の医療機関が出張して実施する職域接種のうち、文部科学省が定める地域貢献を行う大学等に対し、一定の経費補助を行うこととしている。具体的な要件などについては、今後両省で調整する。萩生田大臣は「こうした支援策を活用しながら、各大学等での大学拠点接種の取組を進めてまいりたい」との意向を表明した。

また、文科省では、大学等でのワクチン接種は、各大学等が近隣の教育関係者等への接種を実施することにより、地域に対する貢献をすることが重要と指摘。大学拠点接種で、それぞれの大学が単体で接種を行うのではなく、近隣の教育関係者に対する接種を行う拠点となることを要請している。


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