8月にオンラインで開催された「国際地学オリンピック」で、参加者の上位1割に贈られる金メダルを獲得した海城高校2年の下河邊太智さんらが、9月1日に文部科学省を訪れて山本大臣政務官室を表敬。文部科学大臣表彰を授与された。大会には34ヵ国・地域から204名の若き頭脳が参加した。
8月25日から31日の期間で開催された今回の国際地学五輪では、わが国から金メダル獲得の下河邊さんをはじめ、灘高校2年の塚原大輝さんと葉県立東葛飾高校3年の北村瑞輝さんが上位2割に贈られる銀メダルを獲得。さらに、泊あすみさんが同3割に与えられる銅メダルに輝くなど、参加4名が全員メダルを獲得した。
山本大臣政務官は、祝辞とともに、「わが国科学技術やイノベーションを起こすためには若い皆さんの力が必要であり、世界でトップの成績をとれる優秀な皆さんの能力を今後もさらに磨いていただきたい」と述べた。
また選手たちは、「他国の選手と比べて自分の視野の狭さを実感した」などオリンピックに参加した感想や、「将来は科学系の研究職に就きたい」「大学では惑星科学を地学的視点から研究したい」など今後の抱負が語られた。