文化庁では、「深める・拡げる―拡張する伝統工芸展」を新たに開催する。会期は年明け1月19日から31日までで、会場は日本橋三越本店本館7階催物会場。伝統工芸の技を基軸に、新しい切り口での展示を試みる展覧会。
ベテランから若手まで世代を超え、先人たちの技を継承しながら創意あふれる作品を生み、国内外から注目を集める伝統工芸作家を中心に、インスタレーションなど新しい手法も用いて多様な展示を行い、若い世代も対象に伝統工芸の新しい楽しみ方を提案する。
○伝統工芸のうち、若手に勢いがある技術を厳選し、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)から若手まで、挑戦的な作品を選抜するとともに、○インスタレーションなどによるドラマチックな空間を演出するとともに、暮らしの中でアートをイメージできる身近さも演出し、分かりやすく親しみやすい解説で若い世代にも展開していることが主なみどころ。
会期中の1月22日㈯には、展覧会の企画監修協力者である外舘(とだて)和子氏と、出品作家の和田 的(あきら)氏(陶芸)、藤塚松星(しょうせい)氏(木竹)とのトークイベントを行う。