文化庁は、昨年3月に刊行した「水中遺跡ハンドブック」で、水中遺跡の保護制度や技術的な指針を示した。このハンドブック刊行を、水中遺跡の魅力を広く国民に知ってもらう契機とし、水中遺跡の保存と活用への機運を醸成することを目的としたシンポジウム「水底のヒストリア」を2月5日㈰午前10時から開催する。会場は日経ホール(東京・大手町)で、定員250名。入場料無料。Youtubeによるオンライン配信も実施する。当日のプログラムは以下のとおり。
■講演・報告(発表タイトルは仮題、敬称略)
〔水中遺跡が彩る歴史〕
〇陸域の歴史と水域の歴史:佐藤信(東京大学名誉教授)
〇海に沈んだ蒙古襲来:池田榮史(國學院大學)
〔世界の水中遺跡への冒険〕
〇日本の水中遺跡と世界の水中遺跡:木村淳(東海大学)
〇世界の水中遺跡を調査する日本の技術:山舩晃太郎(合同会社アパラティス)
〔海から地域の歴史と文化を眺めてみよう〕
〇エルトゥールル号:髙橋智也(公益財団法人和歌山県文化財センター)
〇開陽丸:小峰彩椰(江差町教育委員会)
〇瀬戸内の海上交通と海賊:田中 謙(今治市村上海賊ミュージアム)
■ポスター報告
新潟県立歴史博物館、静岡県、福岡県新宮町、長崎県松浦市、鹿児島県徳之島町・伊仙町・天城町、沖縄県