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文化庁は「文化資源の高付加価値化促進事業」のオンライン報告会を３月４日㈮午後６時から開催する。全国各地で取り組まれた①ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業と②上質な観光サービスを求める旅行者の訪日等の促進に向けた文化資源の高付加価値化促進事業の実証事業で得た知見を広く共有することを目的とするもの。アフターコロナを見据えて、さまざまな有形・無形文化財活用の優良事例紹介や文化観光の理解を深めてもらう機会で、地域や事業の課題解決や今後の推進方策について、各事業者や有識者、専門家である担当コーチを迎えて報告する。
文化庁では、旅行者の長期滞在・消費拡大を図る文化観光コンテンツのモデルを創出し、「文化振興・観光振興・地域活性化」の好循環につなげることを目的として、文化施設や文化資源の高付加価値化を図る事業を実施した。
同事業は、文化資源等の保存・継承につなげることを目的とするもの。文化資源等を高付加価値化し、適正な収益を生むコンテンツを、専門家によるコーチングを受けながら造成する経験等を通じて、専門的なノウハウや知見を各地の人材・組織に蓄積することにより、新たな文化観光コンテンツが自律的・継続的に各地で生み出されることを目指した。
今年度は、①ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業と②上質な観光サービスを求める旅行者の訪日等の促進に向けた文化資源の高付加価値化促進事業―の二つの事業の中で、５６件の実証事業を採択。全国各地で取組を行った。
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