文化庁は、俳優の西島秀俊さんと映画監督の濱口竜介さんに文化庁長官表彰(国際芸術部門)を贈ることを決めた。映画『ドライブ・マイ・カー』が米国アカデミー賞の前哨戦ともいわれる全米映画批評家会長賞で、アジア初となる主演男優賞(西島さん)と作品賞・監督賞・脚本賞(濱口監督)を受賞し、優れた才能を世界に示したことなどを称えるもの。4月14日に文化庁長官室で表彰式を執り行う予定。
西島さんは、平成6年に『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。これまで映画・ドラマ・舞台など数々の作品に出演し、存在感を示してきた。濱口監督は大学在学中から映画製作を行い、平成28年に『ハッピーアワー』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。監督を務めた『ドライブ・マイ・カー』は、今年1月に米国ゴールデングローブ賞で、日本映画では62年ぶりとなる非英語賞受賞を果たした。