文化庁では、「インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイト」を作成し、6月1日に同庁ホームページに公開した。
インターネット上には違法な海賊版サイトが数多く存在し、著作権者等に大きな被害を与えている。このため、文化審議会著作権分科会は、今年3月にとりまとめた中間まとめ「国境を越えた海賊行為に対する対応の在り方について」で、海賊版対策をより一層強化するため、相談窓口の新設を提言している。
中間まとめを受けて文化庁では、開設に先立ち、権利者が海賊版への対応を行う上で必要なノウハウ等を集約したポータルサイトを作成した。
ポータルサイトは、1)著作権の基本と海賊版、2)初めての「削除要請」ガイドブック、3)著作権侵害(海賊版)対策ハンドブック、4)よくある質問―からなる。文化庁では、今後、掲載情報を随時更新するとともに、相談窓口を8月頃に開設する予定。