文化庁は、11月3日の「文化の日」に北海道白老町の国立アイヌ民族博物館を含む民族共生象徴空間(愛称:ウポポイ)を無料開放すると発表した。
国立アイヌ民族博物館は、わが国に初めて誕生したアイヌ文化の展示や調査研究に特化した国立博物館。北海道白老町ポロト湖畔にある、民族共生象徴空間(愛称:ウポポイ)の中核施設として、アイヌ文化の展示、調査研究、教育普及、人材育成、資料整備等に取り組んでいる。
11月3日の「文化の日」に「教育・文化週間」の趣旨等を踏まえ、アイヌ文化をより多くの人々に学んでもらうように、国立アイヌ民族博物館を含むウポポイは無料開放を実施。無料開放日のプログラムとして、現在開催中の第5回特別展示「イコロウエカリレ-アイヌ資料をコレクションする-」との連動企画であるギャラリートークを午前と午後の2回開催する。
さらに、当日限定の特別プログラムとして、国立アイヌ民族博物館基本展示室で放映しているアイヌの歴史・文化に関する映像を研究員・学芸員が特別解説する。
文化庁では、「この機会に、是非、山や湖を一望でき、アイヌ文化を学ぶことのできる国立アイヌ民族博物館へお越しください」と多くの来場を呼び掛けている。