萩生田光一文部科学大臣は6月4日の閣議後会見で、1日から2日まで新潟県に出張し、長岡技術科学大学、世界遺産暫定一覧遺産の佐渡の金山を訪問したことを報告した。
長岡技科大では、コロナ禍でも現場での実習機会を確保するための取組や、高専・企業と連携した研究活動を継続するための取組について、意見交換や視察を実施。萩生田大臣は、「この視察等で確認できた学習機会の確保と感染対策の徹底を両立した事例は、ウイズコロナ時代の優れた事例として参考にしていきたい」と述べた。
また、佐渡の金山では、世界遺産、世界文化遺産への推薦を目指す関係自治体の取組等について意見交換。会見では「実際に現地を訪問し、江戸時代に大規模な金の採掘を手彫りで行った技術について深い感銘を受けた。本遺産は、令和元年度の文化審議会の答申で、有力な世界文化遺産推薦候補案件になり得るとされているところ、次の推薦候補選定について、文化審議会への諮問を行うにあたって必要な準備を行っていきたい」との考えを示した。