岐阜大学教育学部保健体育講座の林 陵平助教は、男子走り高跳びで2024年パリ五輪の出場を目指している同大修了生の赤松諒一選手とともに海外遠征を行う費用とともに、助走データ収集時に必要となる資金を、クラウドファンディングで募っている。
クラウドファンディングサービス「READYFOR」で12月16日から募集しており、第一目標となる130万円の獲得に成功。現在、1月31日までの期間、第2目標として、海外遠征費用80万円とともに、赤松選手の助走データを収集する際に必要となる資金も募っており、総額260万円を目標に設定した。クラウドファンディングプロジェクト名は「実践知と科学知を駆使し、2024年パリの男子走高跳で入賞を目指す!」。
林助教は、陸上競技のコーチング学やトレーニング学を専門とし、実践経験から得られる「実践知」とスポーツ科学から得られる「科学知」を組み合わせた研究に取り組んでいる。現在は、2022年の世界陸上(オレゴン大会)の男子走高跳に出場した同大修了生である赤松選手のトレーニング面を支え、2024年に開催されるオリンピックへの出場を目指している。
選手が最大限のパフォーマンスを発揮するためには、客観的な視点を持つコーチの存在は極めて重要で、試合や遠征には常に二人三脚で挑む。しかし、専任コーチ兼研究者として、遠征に帯同する資金や科学知を収集するための資金を捻出することはなかなか難しいのが実情。
これまで応援してきた人、これからの応援者の想いと共に、コーチ兼研究者として夢を実現するため、クラウドファンディングを通して資金を募ることを決めた。