山梨大学とファスフォードテクノロジ㈱(本社:南アルプス市)は、大学施設のネーミングライツ(施設命名権)取得に関する「ネーミングライツ事業実施契約書」を締結した。山梨大は、教育研究環境の向上等を目的に、ネーミングライツ制度を令和3年10月に導入。今回、甲府東キャンパスの「T1号館 T1-12講義室」の施設命名権事業者の公募を行った結果、ファスフォードテクノロジをネーミングライツ・パートナーに決定した。期間は今月から令和7年12月まで。同施設の名称は同施設の名称は「FASFORD RoomT1-12」となる。
山梨大は、自己収入の拡大を図り、大学の教育研究環境の向上につなげることを目的に、ネーミングライツ制度を導入している。山梨大のネーミングライツ契約は、今回の契約が2施設目、県内の企業様との締結は初となる。
ネーミングライツ・パートナーとなるファスフォードテクノロジは、半導体製造装置を開発・製造する企業で、半導体製造の「ダイボンディング」工程を行うダイボンダ装置事業で世界トップシェアを誇る。日立製作所半導体事業部を起源として2015年に設立、2018年からは㈱FUJIグループの一員となった。ダイボンダの製造を通して、国内さらに世界の〝未来〟を支える。ファスフォードテクノロジは、今回の契約を機に、同施設をサポートし、山梨大との連携を強化する意向を示している。