内閣官房の孤独・孤立対策担当では、従来の行政の取組では、セーフティネットからこぼれ落ちてしまうような孤独・孤立に苦しむ方々へと支援を的確に届けられるよう、ソーシャルメディアの活用に関するタスクフォースを立ち上げ、検討を進めている。
この取組の一環として、4月1日から一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)に協力を得て、ヤフー㈱が提供する「Yahoo!検索」と「Yahoo!きっず検索」で、新学期開始に向けて、検索結果上部で「学校行きたくない」などのキーワードで、文部科学省などが設置した相談窓口を表示する施策を強化した。
「学校行きたくない」などの検索結果に、文部科学省の 24 時間子供 SOS ダイヤルが上部に示されるようになっている。
検索サービス提供事業者各社では、2007年頃から社会課題解決施策として、検索結果上での相談窓口案内を開始。ヤフー㈱での今回の取組も、この施策の一環となる。
内閣官房では、今後もこうした孤独・孤立対策に資する検索事業者の取組について紹介し、活動を支援することとしている。
■4月にYahoo!検索で新たに検索相談窓口を訴求したもの(例)■
〇いじめ等に悩んでいる児童・生徒に対して「新学期 ゆううつ」と検索
→文部科学省の24時間子供SOSダイヤルを検索結果の上部に掲載。
〇学校に行きたくないと感じている子どもに対して「学校行きたくない」「がっこうにいきたくない」などと検索
→文科省の24時間子供 SOS ダイヤルを検索結果の上部に掲載。
※このほか、関連する10程度のキーワードを追加