中央大学文学部の都筑 学教授編、ゼミ卒業生23名が執筆した書籍『他者を支援する人はいかに成長するのか』(ナカバヤシ出版)が刊行された。
同書は、心理臨床、福祉・障害、教育・保育の各分野で、さまざまな困難な不安を抱える人々を支援する専門職20名のライフヒストリーを中心にまとめたもの。各章の執筆者は、中央大文学部心理学専攻の都筑ゼミで発達心理学を学んだ卒業生ら。難しい場面に直面することの多い対人援助職だが、他者をサポートすることで自らも成長し続ける支援者の軌跡がまとめられている。
《内容》初めての仕事でも、ひとたび現場に出れば、そのときにもっている自分のすべてで被支援者と向き合わなければならない。悩みながら接するうちにふと成長をつかむ瞬間がある。苦悩を乗り越え活躍を続ける20人の支援者の物語。
①心理臨床の現場で働く、②福祉・障害の現場で働く、③教育・保育で働く―の3部構成。本体2400円+税。