33回目を迎えた「国際情報オリンピック」が、6月19日から28日にオンラインで開催され、灘高校1年の児玉大樹さんと渋谷教育学園渋谷高校3年の菅井遼明さんが金メダルを獲得した。また、麻布学園麻布高校3年の松尾凛太朗さん、渋谷教育学園幕張高校2年の渡邉雄斗さんが銀メダルに輝いた。
今大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンラインで開催され、88ヵ国・地域から351名の選手が参加した。
国際情報五輪は、1989年にブルガリアで第1回大会を開催。わが国からは1994年から3年間毎年2名の選手を派遣した後、9年間の中断を経て、2006年から毎年4名の選手の覇権を再開。今回で19回目の参加となる。
文部科学省では、科学技術振興機構(JST)を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を展開。また、国際的な科学技術コンテストで、特に優秀な成績をおさめた生徒・学生らに対して文部科学大臣表彰などを行っており、今回の国際情報五輪参加4名に対しても文部科学大臣表彰を贈ることを決めた。