国立精神・神経医療研究センター(NCNP)に設置されている摂食障害全国支援センターは、精神保健対策補助金「摂食障害治療支援センター設置運営事業」の一環で、国立国際医療研究センター(NCGM)国府台病院心療内科に「相談ほっとライン」の運営を委託、今年1月11日に開設した。
「相談ほっとライン」では、摂食障害の患者・家族・関係者からの相談に電話で対応し、摂食障害の早期発見と受診につなぐことを目的としている。
摂食障害、いわゆる拒食症・過食症は、多くは若い女性が罹患する疾患で、国内の患者数は22万人と推定されている。死亡率は約5%で、精神疾患の中では最も高率。また、国内では、摂食障害に対する専門性の高い治療を受けられる施設が限られているのが現状。
摂食障害患者は、その病態に関連した体重増加への不安感などのため、家族が心配して受診を促しても、患者が来院しないことも多いことが問題となっています。このため、患者本人の孤独感や周囲の対応の仕方、受診先の相談などに関して、来院よりも垣根の低い、電話相談やTwitterなどのSNSによる情報発信が、この疾患の初期対応には有用といえる。
摂食障害全国支援センター「相談ほっとライン」
相談・問い合わせ先:047-710-8869 火曜日・木曜日の 午前9時~午後3時
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