千葉大学予防医学センターとイオンモール㈱は、イオンモールが取り組むイオンモールウォーキングに関して、地域住民の健康やコミュニティに及ぼす影響を明らかにすることを目的に、「イオンモールウォーキングと健康」を題材に共同研究を実施、調査結果を公表した。
この研究で、イオンモールアプリのウォーキングプログラムの利用者から取得した歩数データやアンケート調査データを分析したところ、イオンモールへの来店やウォーキングプログラムの利用が、利用者の歩数や、ウォーキング習慣度の向上と関連していた。
また、これまでの国内の研究では、歩数の増加は医療費を抑制する効果があることが報告されており、今回の調査でも、イオンモールに来店しウォーキングプログラムを利用することは、医療費の抑制に寄与する可能性が示された。
千葉大等では、今後も、環境や人の行動と歩数の関係を調査・分析し、地域住民の健康保持・増進に寄与する環境や行動に関する知見を明らかにすることとしている。
《調査内容/主な分析結果》
①イオンモールアプリのウォーキングプログラム利用者の歩数データを分析
⇒プログラムの未使用日と使用日の日歩数をそれぞれ3日以上保有する約10万1000名のデータを分析。未使用日に比べ、使用日は平均歩数が約1300歩多い結果となった。
②イオンモールウォーキングと健康に関するアンケート調査データを分析
⇒イオンモールアプリ上でのアンケート調査(第1回:9月/第2回:11月)を実施。ウォーキング習慣度を分析し、1回目調査に比べ2回目調査のウォーキング習慣度が高い結果となった。