北陸先端科学技術大学院大学は7月1日、未来創造イノベーション推進本部に、五感情報通信技術に代表される生体機能の解明・次世代の応用研究を行う「生体機能・感覚研究センター」、地球規模の環境分野の研究を先導する「カーボンニュートラル研究センター」、自然災害や感染症の分野の研究を高度化する「自然との共感・共生テクノロジー研究センター」の新たな三つの研究センターを設置した。
北陸先端大では、これらの研究センターで、社会変革につながるイノベーション創出研究を戦略的に推進することにより、Society5.0の実現やカーボンニュートラルの実現等によるSDGsの達成、自然現象・自然災害対策、ポストコロナにおけるDX化への対応等、地域から地球規模に至る幅広い社会課題の解決を加速させ、わが国が目指す未来社会の創造につなげる。
北陸先端大は、独自の研究の高度化と先鋭化を進めつつ、国内外の大学や研究機関、産業界とのグローバルな連携により、科学技術の未来を拓き世界の持続的発展に貢献するイノベーション創出拠点として世界トップの研究大学を目指している。
同大はこれまでSociety5.0の実現や気候変動への対応、カーボンニュートラルの実現などの課題解決に向けた研究活動に取り組んできた。こうした実績・強みを基盤として、3研究センターを新設したもので、総勢15名を超える研究者に加え、プロジェクトの研究戦略の企画・立案、指導助言、進捗管理、国内外の機関との橋渡し、新領域の開拓等を行うため、専門性を有したプロジェクトマネージャー2名を新配置。総合知を活用し、基礎研究から社会実装までを戦略的に推進することとしている。