京都大学での教育や研究のプロセスで収集または作成された資料群をアーカイブズとして永続的に学内外で利用可能にする取り組みである京都大学研究資源アーカイブが、『田中淡建築庭園写真、1967–2003』を公開した。
資料群は、京大名誉教授の田中 淡氏(1946–2012)が、中国建築・造園史の学術調査で撮影した建築・庭園遺構等の写真、さらに野帳など。おもに1971年から74年に文化庁文化財保護部文部技官として建造物の調査修理に携わった時期から京大人文科学研究所在職中の2003年までの調査研究の記録となっている。
1970年代から1990年代に在外研究や学術訪問団で中国大陸を訪れた際の調査記録が中心で、日本、台湾、韓国、イラン、アフガニスタン、ヨーロッパ等での記録や、1960年代の学生時代の記録も含まれる。