スポーツ庁は、スポーツエールカンパニー2023として、申請のあった924社のうち910社を認定した。また、現在、認定手続きを継続している企業があり、今後、可能となったものについては、追加認定を行うことを予定している。
同庁では、この制度により、「従業員がスポーツに親しめる環境づくりを進める企業の社会的評価が向上することで、「働き盛り世代」をはじめとして、国民全体のスポーツ実施率の向上につなげてまいります」としている。
スポーツ庁が実施した世論調査では、成人の週1回以上のスポーツ実施率は56.4%(R3年度)だが、20代~50代の「働き盛り世代」のスポーツ実施率は、20代:53.5%、30代:50.7%、40代:51.0%、50代:51.7%と全体の平均よりも低くなっている。
これらの世代では、仕事や家事・育児によりスポーツを実施する時間がないことを理由に挙げる人が多く、健康的なライフスタイルを定着させるためには、一日の大半を過ごす職場において、スポーツに親しむきっかけづくりを進めていくことが重要となる。