経済産業省は、DX時代のスポーツ産業の稼ぎ方の多様化に向けて、スポーツ庁と連携して「スポーツコンテンツ・データビジネスの拡大に向けた権利の在り方研究会」を立ち上げ、11月8日に第1回会合を開催した。
スポーツ界がコロナで大きな打撃を受けているなか、今後、スポーツのコンテンツやデータを活用したビジネスを拡大し、そこで収益を得ていくことが期待される。研究会は非公開だが、年度内に計4回程度開催する予定で、わが国におけるスポーツコンテンツやデータを活用したビジネスの現状や海外の先進事例を明らかにし、DX(デジタルトランスフォーメーション)化されボーダレスに広がる今後のスポーツビジネスを展望し、スポーツコンテンツやデータの活用において望ましい権利関係の在り方を検討する。
検討事項は、1)スポーツコンテンツやデータを活用したビジネスの現状把握(国内、海外)、2)選手の肖像権、スポーツ映像の著作権、フィジカルデータやスタッツデータ(選手やチームの成績を数値化したもの)等の権利に係る法的整理、3)権利侵害された場合の法的手段の整理―など。