2021年5月26日 【スポーツ庁】室伏長官が考案・実演 身体診断動画が公開

 

スポーツ庁では、室伏長官が考案・実演する身体診断「セルフチェック」動画を公開している。老若男女問わず、自分のペースで簡単に自分の身体の状態を知ることができる。室伏長官が独自に考案したメソッドで、11編の部位ごとに自ら模範実演している。健康的な日常生活のために自分の身体を把握し、意識的に身体を動かすきっかけ作りを目的として制作した。模範動作ができなかった場合や身体の状態を改善するための動画も併せて公開。同庁では、「場所を選ばず、道具も必要としない、気軽に自分の身体機能の状態を知るための身体診断ツールとして、ぜひご活用ください」と積極的な活用を促している。

今回公開した動画では、①肩甲骨の可動性、②足首の柔らかさ、③胸椎の可動性、④股関節と背骨の可動性―の4項目に関して、運動方法などを次のとおり紹介している。

【肩甲骨の可動性】肩甲骨の可動性(上肢挙上)が低下していると、テニスやバレーボール、水泳など特に腕を挙上するようなスポーツで肩に問題が発生するだけでなく、腰や足への負担が増える可能性があります。鏡を見ながら肩甲骨の可動性を確認してみましょう。

【足首の柔らかさ】足首の可動性低下は、足関節捻挫をはじめとする怪我の代表的な後遺症です。足首の可動性に問題があると、日常では階段の上り降りやジャンプ着地やサイドステップといったスポーツ動作時に膝に加わるストレスが増えさまざまな怪我の発生リスクが高まります。セルフチェック動画を活用し、足首の可動性を確認してみましょう。

【胸椎の可動性】胸椎の可動性低下は、肩痛や腰痛が発生する原因の1つです。野球の投球やバレーのスパイクなどさまざまな全身運動において、胸椎の可動性はとても重要です。セルフチェック動画を活用し、胸椎の可動性を確認してみましょう。

【股関節と背骨の可動性】ハムストリングという太ももの裏の筋肉が硬いと前屈運動がしにくくなります。ハムストリングの硬さは、腰痛の発生や運動パフォーマンスの低下と関連します。身体を後屈するときには、股関節前面や腹部の筋肉の柔軟性に加え、胸椎や肩関節の可動性が関与します。この動きが硬い場合、水泳やバレエダンスなど大きな可動性を要する競技では腰などに、負担が集中する場合があります。股関節と背骨の可動性を2種類の運動で確認しましょう。

 


株式会社官庁通信社
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-13-14
--総務部--TEL 03-3251-5751 FAX 03-3251-5753
--編集部--TEL 03-3251-5755 FAX 03-3251-5754

Copyright 株式会社官庁通信社 All Rights Reserved.