スポーツ庁は、地域におけるスポーツの場づくりに関するオンラインセミナーを開催する。スポーツ施設の個別施設計画を通じた地域での多様なスポーツの場づくりに向けて知見を共有するもの。11月22日を皮切りに、12月中旬、1月中旬、2月中旬の4回シリーズで実施予定。11月22日の第1回セミナーのテーマは「個別施設計画の策定及びその後の取組について」。「スポーツ施設のストック適正化ガイドライン」と同ガイドライン策定後の取組などが紹介される。12月は「スポーツ施設での多様なPPP/PFIの活用と地域活性化」、1月は「オープンスペース等を活用したスポーツの場づくり」、2月は「学校体育施設の有効活用」に関して議論を深める。
東京五輪契機に高まるスポーツの場づくり機運
東京オリンピック・パラリンピックを契機に、スポーツによる地域活性化や誰もがスポーツを楽しむことのできる場づくりへの機運が高まっている。これからの地域でのスポーツ施設の在り方として、〝する・みる・ささえる〟の視点から多くの市民によって十分に活用されることで、その施設が真に地域の資源となるような取組の実施が求められる。
スポーツ庁では、『スポーツ施設のストック適正化ガイドライン』等を策定し、スポーツ施設の計画・整備・運営に関する考え方を示しており、これらを踏まえ、地方自治体で個別施設計画の策定が令和2年度末を目標に進められ、一定程度策定が完了した。
セミナーでは、スポーツ庁の政策概要を説明するとともに、個別施設計画策定後の取組から、スポーツ施設におけるPPP/PFIの活用、学校体育施設の有効活用、オープンスペース等を活用した多様なスポーツの場づくりまで、地域スポーツ環境の充実に関する具体的な考え方や事例を紹介する。
これらを通じてスポーツ施設のストックマネジメント等に関するノウハウを提供することを目的とし、地方自治体職員やスポーツ団体、民間事業者等の関係者を対象とした全4回(予定)のWEBセミナーを実施する。